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はじめに
北海道のオートキャンプ場の中でも特に人気が高いのが、支笏湖の湖畔に位置する「ちとせ美笛キャンプ場」です。
透き通るような支笏湖と周囲の緑豊かな森が織りなす絶景は、訪れるキャンパーを魅了しています。
毎年、我が家でも早々に予約をして楽しみにしていますが、雨が降ったり急用ができてしまったりと、未だに一度も行けておりませんでした。
今年は7月中旬の週末になんとか予約が取れましたが、週間天気予報ではまたしても雨マークが出ています。
はたしてキャンプ当日は晴れてくれるのでしょうか…。
ちとせ美笛キャンプ場とは
ちとせ美笛キャンプ場は、約200台の車両と600人を収容可能な広々とした敷地の中で、自然林に囲まれたのオートサイトと湖畔にテントが設営できるフリーサイトから選ぶことができます。
センターハウスには数々の販売品やレンタル用品がとても充実しています。
また、コインシャワーやランドリーも設置されているので、ファミリーからソロキャンパーまで誰もが快適に過ごせる環境が整っています。
国内屈指の透明度を誇る湖と、恵庭岳や樽前山を一望できる壮大なロケーションが魅力で、エゾリスやニホンジカなどのかわいい野生動物も時折姿を現してくれます。
カヌーやSUPなどのアクティビティも同時に楽しめるので、湖畔にあるキャンプ場らしい特別な空間が広がっています。
土日祝日の予約は困難!
「ちとせ美笛キャンプ場」は、非常に予約が取りづらいことでも有名です。現在、公式サイトからのウェブ予約が基本となっていますが、シーズン中の土日祝日は2ヶ月先まで常に予約が埋まっている状態です。予約は利用日の60日前から可能なので、美笛でのキャンプを考えている方は、早めに予約を入れるか、ひたすらキャンセルを待つしかありません。おすすめは夏休み以外の平日です。比較的簡単に予約が取れて、人も少ないので落ち着いた環境の中でキャンプが楽しめます。
念願の美笛キャンプ場へ出発!
一週間前ではしっかりと雨の予報が出ていましたが、願いが通じたのかキャンプ当日は晴れマークに変わり、降水確率は0%になりました。
今年は行けそうです!!
事前情報では、チェックイン前後は大変混み合うそうなので、少し早めに出発することに。
近くのスーパーで食材を買い込み午前10時に現地に到着しました。
支笏湖の景色を眺めながら国道453号を走ると右側にキャンプ場入り口の看板が見えてきます。
そこから右股に入ると美笛に繋がる林道となります。
チェックインから1時間早い10時の時点ですでに車の列ができていました。
さすが人気のキャンプ場ですね〜。
妻と子供は車から降り、散歩がてら車の列を数えると私たちの車は先頭から50番目でした…。
しかし、人気のキャンプ場なので渋滞は想定内です。
チェックインの時間まで車の中でのんびり待つことにします。
なんとかチェックイン…
ちとせ美笛キャンプ場のチェックインは、片側一車線の林道の先に入場ゲートがあり、車の列の順にセンターハウスで受け付けるシステムとなっています。
つまり、私たちは50番目の受付となります。
結局、到着からチェックインまでに要した時間はトータルで1時間40分でした…。
少々疲れを感じましたが、このあと疲れが吹き飛ぶような壮大なロケーションが私たちを待っていたのです!
やはり人気は湖畔のフリーサイト
ここは2023年から予約制となりましたが、区画が決まっていないので、チェックイン後はまずテントの設営場所を探すこととなります。
私たちがチェックインした時には、すでに湖畔のサイトはびっしりです。
やはり人気の湖畔フリーサイトから先に埋まっていくようですね。
しかし、私たちは最初から林間のオートサイトでのキャンプを予定していたので特に問題ありません。
圧巻のロケーション!
待ち時間に疲れながらも、キャンプ場を見渡すとまるで風景の写真集で見たような画が広がっていました!
美しいですね〜。
ちとせ美笛キャンブ場は、素人でもこのような素晴らしい写真が撮れるのです!
サイト設営完了
この日の最高気温は30度でしたが、林間サイトだったため、そこまで暑さは感じず設営もスムーズに終わりました。
水辺も近いので実際の気温よりも涼しく感じますね。
人気の湖畔のサイトに比べ、湖から少し距離があるオートサイトはお隣りとの間隔がとても広いので周りの目を気にせずのんびり過ごすことができそうです。
フリーサイトとオートサイトではどちらがよい?
美笛キャンブ場は「湖畔にテントが張れるフリーサイト」と「湖から少し離れている林間のオートサイト」があります。
結局どちらを選んだ方が良いかはキャンプスタイルによりますが、私は断然「オートサイト」の方をおすすめします。
湖畔フリーサイトの景観が素晴らしいのは間違いないのですが、車が横付けできないのでサイトまで荷物の運ばなければなりません。
また、人気があるだけにテントが密集しているので、騒音問題やトラブルの可能性も高くなります。
私周りでの経験談などを聞くと、湖畔は小さい子供がいるファミリーや若年層のグループキャンパーの比率が高い傾向にあるので、休日をのんびり過ごしたいキャンパーには向いていないように感じます。
そして、湖畔だけに波の音が聞こえてくるので深夜は結構気になります。
更に…湖畔は地面が砂なのです!
ペグがすぐ抜けてしまい、靴やキャンプギア、テントの中が汚れてしまう砂なのです…。
その点、オートサイトはお隣りとは一定の距離が保たれているので比較的静かに過ごせます。
また、センターハウスや炊事棟、トイレ棟が近いので利便性が高く、自然林が多いので適度に日陰もあり体感温度は低く感じるのです。
湖からは十数メートルの距離なので湖畔キャンプもしっかり堪能できますよ!
温泉までは24km
子供と水遊びを楽しんだ後、私たちはセンターハウスでシャワー室を借りることにしました。
いつもは夕食後にキャンプ場の近くにある温泉に向かいますが、美笛の周辺には入浴施設がありません。
一番近くにある支笏湖温泉までは24kmもあるのです…。
おそらく今日は天候に恵まれた週末なので満車です。シャワー室は3室で利用時間は午後7時までとなっているので、混み合うのは容易に想像ができます。
夕食前の午後4時ごろ急いでセンターハウスに向かいました。
コインシャワーは10分100円、水圧は低めです。(共用のドライヤーが一つ置いてあります)
お待ちかねのバーベキュー
時間も早かったので、シャワーの待ち時間は10分程でした。
しかし、これが午後5時、6時となると待ち時間がどんどん増えていきます。
シャワー浴びてスッキリしたところで夕食の準備に取り掛かります。
我が家では、調理にあまり時間をかけたくないので毎回同じメニューになりがちです。
今回もバーベキューとお馴染みのカマンベールチーズのチーズフォンデュ、米は妻特製の味噌だれで作った焼きおにぎりなどです。
イカは内臓(イカゴロ)を先に取り出して焼いたイカに絡めます。
これがシンプルで一番美味しいイカの食べ方です!
そして、定番のチーズフォンデュは手間いらずで失敗が少なく、コンロで焼いた野菜や肉など何をつけても美味しいというメリットしかないメニューなのです。。
終盤のカリカリに焼けた外側のチーズがまた美味です!
キャンプ料理は決して複雑である必要はありません。
むしろ、シンプルで美味しく、そして皆で楽しめるものが一番です。
早朝は絶景のダメ押しが…
昨日は早めに就寝したため、6時前に起床してテントの外に出てみると、前日とは異なる絶景が目の前に広がっておりました。
朝日が湖面に反射し、支笏湖の新たな美しさを魅せてくれます。
早朝は、逆光を利用した雰囲気のある写真撮影にも最適です。
美笛キャンプ場は、時間帯によって異なる表情を楽しませてくれます!
リピーターが多いのも納得ですね〜。
美笛の主がやって来た!?
朝食の準備に取り掛かろうとした時、2匹の子鹿が私たちのテントまで近づいて来ました。
管理人さんの話では、実はこの2匹は1日に何度もこのキャンプ場に現れるらしく、キャンパーの癒しの存在になっているとか。
ヤギくらいの大きさなのでまだ子供です。
親とはぐれてしまったのでしょうか…
こんなに間近で野生の鹿を見ることはないので、みんなスマホ片手に近寄っていきますが、この2匹はギャラリーには気にすることもなく黙々と野草を食べ続けています。
突然のハプニングに心がほっこりしましたね〜
もちろん朝食も手抜きですよ
朝食は、ハムとチーズのホットサンドとカップ麺、この組み合わせに勝るものはありません。
アウトドアで食べるカップ麺(特に朝食!)は、なごやか亭よりも徳寿の焼肉よりも美味しいのです!
こんなに低コスパで満足感が得られるキャンプ飯は他にはありませんよね。
最後に…
今回、初めての「ちとせ美笛キャンプ場」でしたが、事前情報では騒音やマナーの問題、そして渋滞などのネガティブな情報があることも承知していました。
しかし、実際に宿泊してみると想像を遥かに超える満足感を得ることができました。
特に透明度の高い水質を誇る支笏湖と雄大な山々が連なる美しい景観は、他のキャンプ場では味わうことができません。
北海道で1位と2位を争う人気のキャンプ場といのも納得ができました。
我が家にとって、また来年、いや来月にでもリピートしたいキャンプ場となりました!
最後までお読みいただきましてありがとうございました〜🎵
基本情報
住所 | 〒066-0285 千歳市美笛 |
電話番号 | 090-5987-1284(受付時間 7:00~19:00) |
営業期間 | 5月上旬~10月下旬 |
ホーム ページ | https://www.shikotuko.jp/ |
チェック イン | 11:00~19:00 (19:00~翌7:00まで閉門) |
チェック アウト | 7:00~10:00 |
場内施設 | センターハウス、売店 |
場内設備 | 自動販売機、炊事棟、トイレ棟、コインランドリー、乾燥機、多目的トイレ、シャワールーム |
特記事項 | ペットOK、ゴミ捨て可(持ち帰りを推奨しています)各種レンタルあり、カヌーツアー等 |
禁止事項 | 直火、カラオケ、発電機の使用、ドローン、打ち上げ花火 |
料金表
一 泊 | デイキャンプ | |
---|---|---|
大人 | 2,000円 | 1,000円 |
小・中学校 | 1,000円 | 400円 |
4歳以上 | 400円 | 200円 |
4歳以下 | 無料 | 無料 |
POINT
「美笛キャンブ場」はこんなところ!
• 最高のロケーション
• 設備が充実している
• 11時からチェックインが可能
• オートサイトは広々
• 自然のアクティビティが充実
項 目 | 評 価 |
---|---|
ロケーション (自然、景観の良さ) | |
設 備 (施設、売店の充実度など) | |
清潔度 (サイト、炊事場、トイレなど) | |
周辺環境 (近くに温泉、コンビニなど) | |
アクティビティ (遊戯施設、イベントなど) | |
総合おすすめ度 |
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