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はじめに
よく耳にするウイスキー用語で「シングルモルト」という言葉があります。
シングルモルトとは、同じ蒸留所内で製造されたモルト(大麦麦芽)原酒のみを使用しています。
蒸留所が置かれる産地の気候や使用される水により独自の特徴や風味がウイスキーに強く反映されるのです。
トウモロコシや小麦など、安い穀物を使用できる「ブレンデッドウイスキー」とは異なり、シングルモルトウイスキーは生産コストがかかる大麦のみを使用し、単一蒸留所での製造のため希少価値が上がります。
そのため、ブレンデッドウイスキーに比べ生産量が限定的になり高価になる傾向があるのです。
今回ご紹介する「グレングラント・アルボラリス」は、比較的入手がしやすく、価格もお手頃なのでシングルモルト入門としては最適な銘柄として広く愛されています。
グレングラント・アルボラリスとは
アルボラリスが製造される「グレングラント蒸留所」は、1840年スコットランドのスペイサイド地方ローゼスで、ジョン&ジェームズ・グラント兄弟が創業しました。
ローゼスは、豊かな自然に囲まれ、海とガーマス港に近く、南側にはスペイ川が流れています。ここでは、大麦が育つ豊かな平原も広がっており、ウイスキー造りに必要な要素が揃っています。
また、スコットランド高地から流れる清らかな湧き水を使用しており、この水がクリアでライトなウイスキーを生み出す要因となっています。
自然の恵みを存分に活かし、高品質なウイスキーがここで誕生するのです。
実はブランドとしての販売量は世界第6位で、特に人気があるイタリアでのウイスキーシェア率は70%以上を誇ります。
グレングラント蒸留所は、スペイサイド地区で唯一、大麦栽培からボトリングまでの全行程を施設内で一貫して行っています。
創立180周年を迎えた2021年、その記念すべき年に発売されたのが「グレングラント・アルボラリス」なのです。
スモーキーが苦手な方に…
アルボラリスは麦芽の乾燥にピート(泥炭)を使っていません。そのためスコッチウイスキーの醍醐味でもあるスモーキーさはなく、バーボン樽とシェリー樽で熟成された原酒は独特の軽やかな味わいを実現しています。
フルーティーな香りとほのかなスパイシーさ、そして後味にはカカオのような香ばしさも感じてきます!(個人的感想)
個性を楽しむシングルモルトウイスキーの中では大変飲みやすく、ウイスキー初心者の方でも楽しめる一本です。
クリアでライトな味わいなため、アルコール感が苦手でストレートやオンザロックを敬遠していた方には是非試していただきたいです。
もちろんハイボールでも美味しくいただけます!
ウイスキーデータ
熟成年数 | ノンエイジ |
容量 | 700ml |
度数 | 40度 |
価格帯 | 2500~3000円 |
分類 | シングルモルトウイスキー |
生産地 | スコットランド(スペイサイド地区) |
フレーバー | 評価 |
---|---|
スモーキー | |
ウッディ | |
シリアル | |
ワイニー | |
フローラル | |
フルーティー |
最後に…
グレングラントは他にも10年、12年、18年などの熟成年数を経たラインナップが豊富に揃っています。
また、「バランタイン」や「シーバスリーガル」のキーモルトにもなっているので、実は日本人とって馴染みが深いブランドなのです。
総じてグレングラントは非常に飲みやすく華やかでフルーティな味わいから初心者の方にもおすすめされます。
その中でも「アルボラリス」は、日本で入手できるシングルモルトとしては最も低価格で購入できるため、常に自宅に置いておきたい1本と言えるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました〜♩
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